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第34回商工祭さくらまつりの会場となりました。

昨年に引き続き、夢公園は商工会さくらまつりの第二会場となりました。
今年は、冷たいみぞれに震えながら始まりましたが、次第に晴れてゆき、夕方には穏やかで良い天気となりました。

事務所の前にテントをはり、Hさんが育てたネギを1束100円で売り始めましたが、思いがけない大繁盛ぶり。
そこで、慌てて自宅の畑へ戻り、再度収穫して店頭に並べましたが、めでたく完売となりました。
次々にネギが売れてゆく様子を、嬉しそうに眺めるHさん。
売上をアヒルに寄付してくださいます。この初の試みは大成功でした。

Iさんの竹細工も好評で、それぞれに形や大きさが違う商品を、じっくり品定めされてゆかれる方が多く、会話も弾んで、アヒルのテントは終日大忙しでした。

昨年は、前代表の王先生がこの賑わいを見に来られましたが、昨年の12月末に亡くなり、寂しい日が続いています。

私が王先生にお会いしたのは、4年前。
「花が咲いたら、きれいでしょう?」という言葉にひかれて、アヒルの事務所に通うようになりました。
芝が根づく頃、朝早くに事務所にいらして、ひとり静かに公園を眺めていましたが、ある日「ワクワクするね!」と話しかけてくださいました。
目を輝かせて楽しげで、今でも忘れられない王先生の姿です。

四季折々の花を咲かせ、多くの人で賑わい、喫茶店で憩い、展望台や登れる小山を作り、頂上には鯉のぼりを立てて、向こう岸にはプロジェクションマッピングを、というように王先生の夢の公園はスケールが大きかったのです。
王先生って、楽しい夢を実現させようとしてワクワクしていたんですね。


この公園は、地元のスタッフが集まり、蓮田の事業者に整地や看板などを依頼して、荒地から現在の公園へゆっくり変化してゆきました。ふつうの公園は規制が多いものですが、NPO法人空飛ぶアヒルは民営ですので、自由です。市営の公園ではできないことに挑戦できるかもしれません。
王先生のように、誰かの夢を叶えることも可能かもしれません。
様々な活用方法があるはずです。


未だ民間公園として継続なるかという試行錯誤の過程にありますが、今年もひまわりを咲かせます。
王先生の夢公園に近づけるよう、スタッフ一同、近隣の方々にご協力いただきながら、工夫を重ねて挑みます。
どうぞ温かく見守っていてください。